Sunday, February 12, 2017

等閑


デイツ







初心のもの、二つの矢を持つことなかれ。
後ろの矢に頼りけり、
最初の矢に等閑の心あり。
毎度ただ得矢なく、この一矢に定むべしと思へ。

徒然草


1球闘魂、真剣勝負の意味。

なおざりーーー等閑

意味はわかっているけど、
こんな漢字を知らなかったので、
実は、書いたこともなかった。


英語の語彙がぜんぜん増えないのなーと、いつも、かなり悲しい気持ちになっていたのだけれど、結局、わかったことは、日本語の語彙が少ないから、英語の語彙が増えるはずがないということ。

昨夜はついに、青空文庫で、夏目漱石の坊ちゃんを読み始める。これは、口語体で、
お勧めときいたことがあった。

子どものころに読んだ時と、今とは、まったくちがった感覚がある。


日本語のすばらしさの気づかせてくれた
同級生のウサギちゃんには、
ほんとに、感謝している。
いつかも、書いたが、うさぎちゃんは、
ドラマや、映画に出てきそうな言葉を平気でつかう。
あなたの、声を忘れないように、電話しただの、
あなたの、においがあの街にはのこっていただのを、日常に使う。
このシナリオライター顔負けの文に、
冗談にしても、よくできてるとほめたら、
本人は、いたってまじめに書いているというので、これまた驚く。
受け狙いではないらしい。生まれながらのシナリオライターだ。

最近のヒットは、
毎日が遠足だ。だ。
楽しいとか、うれしいとか、わくわくするとかの形容詞ではなく、
遠足という言葉を使うその、感性。
ウサギちゃんの感性が、わたしを日本文学に目覚めさせたのだから、人間の縁とはほんとに面白いものだとおもう。
今まで、等閑にしていた日本語に改めて目をむけてみよう。




  Anise loves green food.

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