Sunday, September 19, 2010

過去は変えられない




子供は、将来物書きになりたいといっている。
将来のはっきりした夢をもつことはいいとおもうが、なんだか
食べていけるような仕事ではないなーとおもいつつ、
今のところ何もいえない。私は、10歳のとき、美容師になりたいなんて、文集に書いた。
ならなかったけど。
わたしとしては、子供には、コックになってほしい。

親が思いなど、通じるわけがない。

火曜日から、アリアちゃんを学校の帰りにピックアップすることになった。

仕事の帰りに、うちの子と隣の病院で、目医者として働く彼女の娘さんをいっしょにピックアップするという。
あなたがしたいのであればすればいい。困っている人がいるのなら、助ければいいとおもったから。事後承諾になったが、うちの子にいいかな、あさってから、アリアちゃんといっしょにかえってくるよといったら、きゅうに泣きした。

なんだなんだアリアちゃんのこと嫌いだったわけ?
と言うと、違うという。
じゃー、何で、泣いているのかときくと、今年の3月のうちの子の誕生日をここでしたとき、無様な姿を見られたのを思い出すらしい。

あきは、偏頭痛で、頭痛い,吐きそうと言って、パーテイの途中から、
トイレにこもってしまった。

10人ばかり集まった、友達は、偏頭痛なんてわからないので、
困ってしまってとまどった。
あきは、まだ、パーテイの最中というのに私たちのベッドで、グーグー寝始めた。

偏頭痛の症状として、
とんでもなく深く、長く眠る。

友達は、次々にわけがわからず帰っていった。

そのパーテイにアリアちゃんもいたので、

一緒に帰るようになると、あのパーテイのことをいわれるとおもったらしい。

過去はかえられない。
でも、未来は、これから、つくりだしていけるのよ。

なんていい言葉。
われながら、感動。

そのことを、うちの子に言ったとき、
納得してくれた。

何万回あのパーテイのことをおもっても、変えることはできない。

ぼろぼろのパーテイだった。

記念すべき、10歳の誕生日。

でもそれは、だれのせいでもない。
病気だったのだから。

でも、あれから、成長して、強くなっている自分を見せてあげることができるでしょ?

そういうと、にこっと笑った。

このことばは、私は、子供にいっているけど、本とは、私自身に言っている気がする。



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